出展者インタビュー

温育チャレンジInterview

有木 一宏 氏 イメージ写真

温育チャレンジ/
株式会社ジャパンライフデザインシステムズ

「温育チャレンジ」企画運営事務局有木 一宏 氏

温めるライフスタイルを普及し、「冷え」を解消する企業間共同プロジェクト「温育チャレンジ」

2015年から始まった「温育チャレンジ」の企画運営事務局をつとめるのが、ジャパンライフデザインシステムだ。「生活者を主人公とした社会の実現」を経営理念として掲げ、「顧客研究」を重ねてきた。生活者、特に女性の多くが悩む「冷え」は社会的な課題でもあると注目し、パートナー企業を募って立ち上げた「温育チャレンジ」は、マガジンでの発信やカフェという集いを中心に着実に参加者を増やしている。その詳細について、事務局の有木様に伺った。

温めるライフスタイルを推進する「温育チャレンジ」
温育チャレンジが立ち上がった背景を伺えますか?
温育チャレンジは、「冷え」に対して“温めて育む”という観点でのライフスタイルを推奨する企業間共同プロジェクトです。養命酒製造、砂山靴下などのパートナー企業とともに、2015年3月に発足しました。温まるライフスタイルを送るために衣食住を中心とした啓発活動をするのがコンセプトです。当社はメディア担当として関わり、企画運営事務局も担うこととなりました。
「温育」という言葉を新たにつくられたのでしょうか?

はい。活動を始めるときにつくった造語で、文字通り「温めて育む」という意味です。冷えの解消は対処療法では難しく、温まるライフスタイルへの改善が大事です。たとえば生姜をとるとか、運動をするとか、リラックスをするとか。どれか一つで解消されることはなく、全体的に意識して取り入れる生活を推奨しています。

具体的にはどのような活動ですか?

季刊で発行する情報誌『温育マガジン』や体験型学習イベント「温育カフェ」、そして「温育じかん」というサイト運営が主な活動です。中でも温育カフェは2015年から年3,4回ペースで開催し、2017年からは「温育ママカフェ」や「温育ママセミナー」という活動も加わりました。このママカフェが新たな展開をもたらしてくれています。初期は、千葉の柏の葉キャンパス駅近くに1つ拠点を設け、近隣のママ向けに月1回の講座をしながら冷え性解消メソッドを一緒につくりました。専門家監修のもとでテキストブックとしてまとめ、関わったメンバーは温育アンバサダーという役割を担ってもらっています。すると、2018年から温育アンバサダーによる自主的な温育サロンが開かれるようになり、裾野がぐっと広がりました。活動回数が増えれば温育の認知度も向上しますし、何よりもライフスタイルへの意識が高まっていくのはうれしいことです。冷えの解消の実現に向かって前進している手応えを感じますので、他の地域でも展開をはかっています。

生活者の声から導かれた「冷え」への課題
参加者や購読者はどのように広げていらっしゃるのですか?

実はこの活動を発想したきっかけは、当社の発信してきた情報誌の一つ『セルフドクター』にありました。20年前に「私が私のお医者様」というコンセプトでスタートしたメディアなのですが、その読者アンケートで冷え性に悩まれている方が多いことに着目し、温まるライフスタイルをテーマにしたのです。『温育マガジン』や「温育カフェ」の案内はまず、「セルフドクター」の定期購読者の方々にお届けし始めました。
『セルフドクター』事業を通じて様々な医師ともつながりができましたので、「温育」にも協力頂いています。「冷え性対策展」の講演者にご紹介した石原新菜先生もそのお一人ですが、温育カフェにお越し頂いたり、温育テキストブックの監修もして頂きました。

手応えを感じたタイミングはありましたか?

手探りで2015年から活動をしていましたが、2017年にママカフェをおこなったことが一つの転機となりました。人前に立つのをためらっていたママたちが、温育アンバサダーになって生き生きと活動しているのを見ると、このやり方は間違っていないと確信できるようになりました。単発イベントの実施にも挑戦したことがあるのですが、それだとメッセージを伝えられても一過性で終わりがちです。より生活に根付く活動を強化しようとしたのがママカフェで、そこからの蓄積が徐々に影響を広げ始めています。

展示会ではどのようなブースにする予定でしょうか?

マガジンなどの発行物と、協賛企業の商品を展示する予定です。「温育チャレンジ」はパートナー企業に支えられて成り立っていますので、活動を知って関心を持って頂きたいという思いで出展を決めました。

「冷え」という社会課題に取り組みたい企業がパートナーとして参画
パートナー企業はどのような目的で参画されているのですか?
温育の関連商品をお持ちの会社が中心ですが、商品訴求だけではなく、テーマである「冷えの解消」に貢献したいという意識で参画頂いています。暮らしの快適さが増した分、子どもの冷え性も増えているようです。まず「暮らしを改善して冷え解消を進めましょう」というメッセージが広く社会に伝わるよう、パートナー企業とともに進めております。
それが結果的にマーケット拡大になると思ってくださった企業は、マーケティング部門を窓口にこの活動に参加されていますが、CSRとして使って頂く場合もあるかもしれません。実際、情報誌やイベントで商品PRを設けていますし、専門家講演を活用した商品紹介の機会もつくっています。会議を定期的に開催し、パートナー企業意見も踏まえて活動を常にブラッシュアップしています。
貴社の事業としても社会づくりに向けた発信をテーマにしていますね
そうですね。当社は「生活者を主人公にした社会の実現」を企業理念に掲げ、ずっと事業を進めてきました。この「温育チャレンジ」も生活者の声から発想された事業として育てていきたい領域ですね。他にもたとえば「ハワイライフスタイルクラブ」という別事業がありますが、ハワイ好きの人が365日ハワイを感じられるような情報発信や、手帳発行などを行っています。すべての出発点を生活者理解におき、その答えを生活者に戻す「ライフデザイン・マーケティング」という考え方で、こうした活動を進めています。
今後の活動展望はいかがでしょうか?
今、「温育ママカフェ」の活動はつくばエクスプレス沿線が多いのですが、今後他の路線でも機会を作っていきたいと思っています。柏の葉キャンパス駅周辺での活動は、初期こそ我々事務局が動かしていましたが、今は完全に自主活動が進み、事務局はサポートに集中できる状態になっています。このような展開が進むのは理想的ですね。
また、今年は学生向けの活動も始めました。冷えや痩せの症状が顕著な学生もいますが、それは体にとってあまりよいことではないので、早くから生活スタイルに敏感になることは重要です。そのような話に昭和女子大学が賛同してくださり、授業の一環として温育講座を開講することになりました。参加した学生が学びを深めてくれただけではなく、11月11日(日)の学園祭に向けて温育カフェを自主的に企画を進めてくれていましたし、活動を冊子化してさらに発信していこうという話にも発展してきました。
来られる方にメッセージをお願いします
「温めるライフスタイル」に興味を持たれた方は、どなたでも気軽にお立ち寄りください。パートナー企業になって頂けたらもちろんうれしいですが、まずは話を聞いてみたい、一緒にイベントをやりたい、セミナーに関心があるといった個別のご相談でも全然構いません。関心を持って頂くことを第一歩に、一緒にこの活動を広げる話ができればうれしいです。
〈温育チャレンジWebサイト:https://on-iku.jp/
PAGE TOP